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こころ、こんにちは。ブログ

    川崎沼田クリニック

CATEGORY人間関係

憂鬱 少女
  • 2023
  • 摂食障害は何に対する否認なのか (前) はコメントを受け付けていません

摂食障害は何に対する否認なのか (前)

摂食障害はなぜアディクションに含むのか 一般的にアディクションといえば、アルコールや薬物などの物質に伴う障害、次いでギャンブル障害など行動を対象とした衝動統制障害、そして21世紀に入ってからいわゆる社会的なひきこもりやゲーム・スマホ…

憂鬱 少女

加害者は元被害者 (後)

心理学用語における「敵意帰属バイアス」は、今回取り上げた煽り運転の例だけではなく、様々なところに応用されるものかと思います。最後の項は一連の項の肝である「帰属」観念、および「敵意」としての変換について示します。 マズローの「欲求五段…

コーヒーカップ 2つ

加害者は元被害者 (中)

前回は、「煽り運転」における心理状態 (衝動励起) の流れを示しました。このあとは、煽り運転の流れにおける心理学用語の解説、「敵意帰属バイアス」の説明します。まずはバイアスの生じ方について述べ、次項にて煽り運転への結びつけとします。 …

いじめ

加害者は元被害者 (前)

加害者治療の重要性 精神科治療の一つに、加害者治療というのが徐々に出てきています。最初はDVや児童虐待など身体的な攻撃衝動に始まり、次第に心理的な虐待、いじめ、そして万引きや住居侵入や痴漢などの性衝動に対して、様々な治療が行われてい…

スマホを触るドクター
  • 2023
  • 自己肯定感が物事の習得に及ぼす影響 はコメントを受け付けていません

自己肯定感が物事の習得に及ぼす影響

今回は自己肯定感の影響について、学習法に焦点をあてて述べてみます。  自己肯定感という前提 世間には「習うより慣れろ」という言葉があります。職人さんや料理人を初めとしたモノづくりの人、あるいは私ども援助職でもよく聞く言葉かもれ…

海岸を歩く家族の影

不安定な時こそ、相手の事情をみつめる

相手の気持ちをのぞき込む 人間関係で悩んだ時に、自分がどのようにしたらいいかと考えがちです。確かにこのような視点が優先されることは初めのうちは仕方ないことです。しかしカウンセリングや事象帯にする解釈を加えていくことによって、相手の視…

トラウマと自己肯定感のありかたについて

〇 前置き : 人が行う援助だから「人間味」を無視できない。 前回「トラウマと認知行動療法」について述べました。このコラムを書いた背景は「援助者側が当事者との前提の違いに気づかないことがないか」を日頃から臨床的に感じるためです。 …

コミュニティー

トラウマの影響と認知行動療法(後)

前半はトラウマと機能不全家族について再考しました。後半は認知行動療法など将来を拡げる治療法を用いる際における、トラウマサバイバーの反応を踏まえた留意点です。 変わりたいのに、たじろがせる理由 さてこのような家庭や生育での前提が…

トラウマの影響と認知行動療法 (前)

今回は、前半は機能不全家族での前提になりやすい関係性を示します。後半はこのようなトラウマ体験者に認知行動療法時に生じる当事者の反応について解説します。 今回は認知行動療法を例に挙げますが、他にも同じように未来への変化や拡大を狙う想起…

  • 2022
  • 摂食障害の治療過程での性的虐待トラウマの関連性 はコメントを受け付けていません

摂食障害の治療過程での性的虐待トラウマの関連性

摂食障害は「止めることを目指せない」アディクション 以前嗜癖行為の一覧本の中で、監修者から食べ物依存と摂食障害の項目の一般本の執筆を任されたことがありました。改めて摂食障害だけに関する特徴があり、自助グループや関連団体や支援の必要性…

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