CATEGORY依存症
EAなどの自助グループの新たな役割
EAなどの自助グループは、有効なコミュニティとしての存在 アルコール(含マック)や薬物(含ダルク)のためのEmotion anonymous (EA)などの自助グループは、依存症関連や親子・対人関係問題の解決ツールにいまや欠かせない…
アルコール依存症による夫婦共依存(妻の特徴について)
今回は共依存(人間関係の依存)における特徴の変遷とそれらと適切に向き合う方法ついて心療内科医が述べてみます。 アルコールが生み出した夫婦関係「共依存」とは?妻の特徴は? 基本的に共依存とは、例としてアルコール依存症の夫婦関係を…
【HALT?CAGE?LOST】依存症について
日本では、HALTやCAGE、LOSTなど、依存症治療に対して英語4文字をプラカードにして促している傾向があるように見えます。 本記事では、 HALT CAGE LOST それぞれの意味を説明した上で、専…
摂食障害 : 「やめること」を目標とできない依存症
これまでも何度か述べている摂食障害ですが、断酒・断薬など完全に止めることができないただ一つの依存症という側面があります。 子どもからの問題行動 : ひきこもりや摂食障害 従来依存症と言われるものより、より根本が深い嗜癖行為と…
行動経済学の応用(後) : その気になれば依存症治療は明るい
前回に引き続きで、今度は依存症治療のこれからについてです。 ▼前回の「行動経済学の応用 (前) : 「屈服」で人は動かない。」おさらいはこちら https://blog.kawasaki-numata.jp/behavior…
行動経済学の応用 (前) : 「屈服」で人は動かない
依存症治療の「底つき体験」 依存症治療の中に「底付き体験」というものがあります。アルコール依存症ならば、「いくら言っても本人が治療に入ろうとしないときは、日常生活がままならなくなり、本人が参ったというまで待つ」というのが一つの戦略に…
カジノでギャンブル依存症は増えるのか?治療はできる?川崎市の心療内科医が解説
普段著者が川崎市内で心療内科医として患者様からさまざまなご相談をお受けしておりますが、今回はカジノとギャンブル依存症について解説していきます。 当院の所在地である川崎市内では、「川崎競馬場」がある通り、ギャンブルができる施設が数多く…
ネット・ゲームへの嗜癖-身近になる嗜癖医療
今回はゲーム嗜癖第二弾です。こちらを先に書いた方が無難だったかもしれませんね。 インターネット嗜癖からゲーム嗜癖へ 2000年代後半から少しずつ言われ始めた「インターネット嗜癖」をある意味跳び越す形で、今度「ゲームへの嗜癖」が…
ゲーム嗜癖の特徴~他の嗜癖対象との違い
ゲームへの嗜癖 前述の通り、ゲームへの嗜癖が正式病名になる機運です。しかしゲームは独自の嗜癖的特徴があるかと思います。 現代のゲームの場合、依存に至るまでの背景にはネットが欠かせないと思います。そしてこのネットがあるからこそ、…
セリンクロとアルコール依存症の治療
こんにちは。川崎市内で心療内科の医師をしております沼田と申します。 今回は、アルコール依存症における飲酒量低減を効能又は効果とする国内で初めての薬剤「セリンクロ」について詳しく解説していきます。 ナルメフェン(セリンクロ)の注…