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こころ、こんにちは。ブログ

    川崎沼田クリニック

ARCHIVE2025年 4月

いじめ

パワハラ問題への本質的アプローチ─家族背景を見つめることの重要性 (後)

今回の項の前半はパワハラから始まり、暴走行為など衰退した衝動行為の流れを述べました。時代が事象に適正に距離を取る方向に動いていくことを期待し、現在の問題であるSNS攻撃について発展させます。 パワハラもまた、理解されることで消えてい…

いじめ

パワハラ問題への本質的アプローチ─家族背景を見つめることの重要性 (前)

今回は最初はパワハラ(パワーハラスメント)を題材として、人間関係の関連性を照らし合わせて述べます。 1. パワハラは単なる個人間トラブルではない 俗に言うパワハラが発生した場合、私たちは表面的な二者関係の問題として処理すること…

治療法
  • 2025
  • うつと依存 :「最悪の回避」として使われる─補完と依存の心理的地図 はコメントを受け付けていません

うつと依存 :「最悪の回避」として使われる─補完と依存の心理的地図

今回はうつ状態と依存症の流れについて、典型的なアルコール依存症を例にして述べていきます。衝動統制障害は、あくまで火山の噴火の部分に過ぎず、潜んでいるところを見つめていくことになります。 アルコールは「うつの補完」として選ばれる …

暴力 ストップ

「決めつけ癖」【Judgmentalism】は教わった行動

「決めつけ」が悪いことだとは限らない? SNS上では「決めつけ」がしばしば問題になります。「それってあなたの決めつけですよね?」という批判は、一種の定型句のように使われることすらあります。別のブログでも示しましたが、近頃ACジャパン…

状況の違い
  • 2025
  • 依存症はそもそも何の病か? はコメントを受け付けていません

依存症はそもそも何の病か?

今回は当院のメインパートの一つである、様々な依存症や衝動行為の立ち位置について考えてみたいと思います。 依存症が依存症として続くのはなぜか? そもそもどういうわけで依存症という言葉になったのでしょう。依存症と言う位ですから、そ…

投影性同一視と心の防衛 : 「決めつけ」の心理構造

怒りの再演と「投影性同一視」  SNSやGoogleレビュー、Xなどで極端に低い評価や否定的なコメントを目にすることがあります。その怒りや断定の裏には、単なる感情の発散だけでなく、心の深層で再生される“過去の怒り”が隠れている場合が…

芝生の上 本
  • 2025
  • 五月病はこころの過去の反応 -五月病の原因を探る はコメントを受け付けていません

五月病はこころの過去の反応 -五月病の原因を探る

新年度が始まり、緊張感と慌ただしさのなかで4月を乗り越えた頃、ふと気が抜けたような感覚に襲われることがあります。やる気が出ない、職場に行きたくない、身体が重い……そうした状態を人はよく「五月病」と呼びます。ただ、医学的に「五月病」という診…

見えない心理的地図と行動の選択  : ファンが推し活のために並ぶ理由

今回は身近で遭遇した出来事を心理バイアスにあわせて述べていきます。今回取り上げる事例は、男性アイドルグループのコンサートが終わったあとの最寄駅で見かけた事象です。推し活のために行列に並ぶ人たちの心理に迫ります。 見えない心理的“共感…

  • 2025
  • 消えないトラウマとの付き合い方 -トラウマと境界線 はコメントを受け付けていません

消えないトラウマとの付き合い方 -トラウマと境界線

消えないトラウマがもたらす共感と巻き込みのあいだで 「どこまでが自分で、どこからが相手なのかがわからない」──こう感じる人は少なくありません。特に過去にトラウマ体験を抱えた人は現在でもトラウマ経験が影響し続けている場合が多く、人との…

理解できない

不機嫌という武器 -不機嫌な人について考える

不機嫌な人の気持ちの裏側、「気付いてほしい」想い 「不機嫌という武器」という表現は、少し物騒にも聞こえますが、私たちの誰もが心当たりのある行動ではないでしょうか。たとえば、朝からなんとなく気分が晴れず、誰かに話しかけられてもそっけな…

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