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こころ、こんにちはブログ

    川崎沼田クリニック

CATEGORYその他のお悩み

震災とコロナ : 災害後の「気が立つ」反応

有事時の心因反応 東日本大震災後数回、東京から現地のアルコール問題の支援に携わっています。沿岸部の気仙沼・南三陸に向かう道路の周囲の木々の下半分は、津波の塩水をかぶって茶色に染まっていることに驚かされました。しかし現地の人々と触れて…

摂食障害 : 「やめること」を目標とできない依存症

これまでも何度か述べている摂食障害ですが、断酒・断薬など完全に止めることができないただ一つの依存症という側面があります。 子どもからの問題行動 : ひきこもりや摂食障害 従来依存症と言われるものより、より根本が深い嗜癖行為と…

暴力 ストップ

行動経済学の応用(2) : その気になれば依存症治療は明るい

前回に引き続きで、今度は依存症治療のこれからについてです。 「その気にさせる」戦略へ : 行動経済学の視点 我々は「行き詰まり」から「変化に向けて動く」は全く未経験な流れではありません。なぜなら日々私たちがいかにモノを買っても…

セリンクロとアルコール治療

ナルメフェン(セリンクロ)の注目 2019年3月、アルコール治療の薬剤として、飲酒量低減薬ナルメフェン(製品名:セリンクロ)発売されました。現在ではだいぶ広がりましたが、当地川崎市で発売当初より処方可能だったのはアルコール専門医と認…

アディクションの曲がり角 : 社会恐怖(SAD)と摂食障害(ED)

本日は衝動行為という概念の変遷を見てみましょう。 噴火の根元にはマグマがある 精神科や心療内科は「症状」と同様に「衝動」も扱います。症状が火山の噴火だとすると、衝動はマグマの部分にあたります。噴火つまり症状の出方はその時の事情…

座っている男性の後ろ姿

人間関係の悩みは、縦に並べない

今回は日本人の価値観である、ひとつひとつ、一歩一歩に対する疑問から入り、人間関係のお悩みの解決方法も解説していきます。 「カリキュラム」に価値観を置きやすい日本人 日本人は「ひとつひとつ」「一歩一歩」などが好きで、「伝統」「元…

衝動性をみつめることは、本当の私を見つめること(2)

心療内科は「症状」とともに「衝動」を見つめます。今回は後半です。 こころの敏感さは「アレルギー反応」  前項で衝動性について述べました。ここでは次にこころの不調の刷り込まれ方を考えてみましょう。多くのこころの不調 (症状と衝動…

衝動性をみつめることは、本当の私を見つめること(1)

衝動について二回に渡って記します。 衝動性の特徴 : 「反復性」「執着性」「強迫性」  衝動コントロールの不具合によって現れる様々な疾患や社会問題行動には、次の三つの特徴があります。繰り返し行なう「反復性」、対象が限定される「…

PTSD再考(3) : PTSDの明文化されない臨床上の特徴

今回はPTSD 診断基準で誤解を受けるポイントを示します。 診断の流行と、実際の臨床上のポイントの違い  皆さんの主なイメージとは異なるところもあるかもしれませんが、精神科・心療内科領域でも、心理検査や画像材料など可視化できる…