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こころ、こんにちは。ブログ

    川崎沼田クリニック

LATEST ENTRIES

理解できない

職場適応障害とかつての「新型うつ病」(後)

人事異動の季節になってきていることもあり、かつての新型うつ病を取り上げています。後半は新型うつ病の衝動の現代への変遷についてみていきます。 新型うつ病という "エンターテインメント" この衝動は時代とともに変遷していると感じま…

海岸を歩く家族の影

職場適応障害とかつての「新型うつ病」(前)

適応障害・うつ病・新型うつ病 労務における精神疾患の三大要因は、過労、職務適正、そして人間関係となっています。また適応障害という診断は、その状態を回避できれば、状態が改善して来るだろうという子が見込まれる時使われます。 一方う…

いじめ 加害者 被害者

トラウマ治療のゴール(後) – 極端さを手放す

前回は家族問題や人間関係上のトラウマが「極端さ」をもたらすことを中心に解説しました。今回の後半は、自動車教習の例えを用いてトラウマ治療のゴールを説明していきたいと思います。 前半記事はコチラ☞ トラウマ治療のゴール(前) - 極端さ…

スマホを触るドクター

トラウマ治療のゴール(前) – 極端さを手放す

本日のテーマは、精神科・心療内科の日常診療でよく訊かれる「トラウマ治療のゴール」についてです。 火山の噴火口に蓋だけしても、かえって下のマグマが熱くなるだけ 当メンタルクリニックでは、虐待やDV、ハラスメントやいじめ体験など、…

いじめられっ子

正義感という名の嫉妬 : 加害者治療の視点

「許せない」と感じる事柄は、実は許されるなら実行したいこと 当院でもSNS炎上に悩む方の来院が年々増えています。最近になって政府の介入が入ってきたことの影響か、例えば様々な記事を掲載するヤフーのコメント(通称ヤフコメ)欄では、評価が…

コミュニティー
  • 2023
  • 摂食障害は何に対する否認なのか(※追伸) はコメントを受け付けていません

摂食障害は何に対する否認なのか(※追伸)

脂肪アディクション-疾患にならない分類 研修医から十数年、一貫して対人関係に纏わる医療で働いていましたが、ある人から「先生の職場に通っている患者さんは、太っている人が多いですね」と言われたことがあります。これには私も驚きました。 …

  • 2023
  • 摂食障害は何に対する否認なのか (後) はコメントを受け付けていません

摂食障害は何に対する否認なのか (後)

今回は摂食障害のアディクションとしての解釈の最終項です。「敵意帰属バイアス」という心理学用語を前提として説明します。下記の論著に示しています。 精神科治療学 第38巻増刊号:アディクションとその周辺/星和書店 (seiwa-pb.c…

実家帰省
  • 2023
  • 摂食障害は何に対する否認なのか (中) はコメントを受け付けていません

摂食障害は何に対する否認なのか (中)

今回は摂食障害のアディクション性についての中盤です。下記私の論著からまとめています。 精神科治療学 第38巻増刊号:アディクションとその周辺/星和書店 (seiwa-pb.co.jp) 摂食障害は唯一「やめることを目標に出来な…

憂鬱 少女
  • 2023
  • 摂食障害は何に対する否認なのか (前) はコメントを受け付けていません

摂食障害は何に対する否認なのか (前)

摂食障害はなぜアディクションに含むのか 一般的にアディクションといえば、アルコールや薬物などの物質に伴う障害、次いでギャンブル障害など行動を対象とした衝動統制障害、そして21世紀に入ってからいわゆる社会的なひきこもりやゲーム・スマホ…

憂鬱 少女

加害者は元被害者 (後)

心理学用語における「敵意帰属バイアス」は、今回取り上げた煽り運転の例だけではなく、様々なところに応用されるものかと思います。最後の項は一連の項の肝である「帰属」観念、および「敵意」としての変換について示します。 マズローの「欲求五段…

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川崎沼田クリニック
沼田真一

沼田真一
川崎沼田クリニック 院長
神奈川県川崎市川崎区砂子2-11-20 加瀬ビル133 4F