今回は学校のいじめや社会のパワーハラスメント、カスタマーハラスメントなどで、時に社会で「やられる側にも理由がある」と言われてしまうところの誤解を解きます。これは心理学的に投影といい、あくまで全面的に加害者側の事情によるところがポイントです…
はじめに 組織の中には、ときに「ドン」と呼ばれる人が現れます。肩書だけでは説明できない影響力を持ち、周囲がその人の顔色をうかがい、反対意見を言いにくくなる。こうした現象は、政治や大企業に限らず、一族経営の会社、医局、地域団体、家族的…
はじめに 仙台弁に「むつける」という言葉があります。標準語にすると、拗ねる、ふてくされる、へそを曲げる、不機嫌になる、あたりが近いのかもしれません。しかし、どれも完全には一致しません。 むつけるという言葉には、ただ怒っているだ…
はじめに 私は仙台出身で、不機嫌を表す方言「むつける」という言葉には、どこか懐かしさがあります。子どものころから何気なく聞いてきた言葉ですが、あらためて考えると、標準語にぴったり置き換えるのが難しい言葉です。 「怒る」とも違う…
はじめに 診察をしていると、「なぜそこまで極端な条件を相手に求めるのだろう」と感じる場面があります。自分からは動かないのに理解されたい。少しでも期待通りにならないと関係を切りたくなる。こうした行動は「わがまま」「未熟」として片付けら…
はじめに 「そんなに怒ることではないのに」「なぜあの場面でそこまで動揺するのか」・・・周囲からそのように見える反応の背景には、長年にわたって自分の感情を抑えながら周囲に合わせ続けてきた体験が、静かに蓄積されていることがあります。 …
はじめに 「新型うつ」という言葉は、ときに批判的な文脈で語られます。「嫌なことから逃げているだけではないか」「昔の人はもっと耐えていた」といった声は、今もあちこちで聞かれます。しかし診療の現場でお会いする方々は、怠けているどころか、…
はじめに 大人になってから、急に感情的になってしまう。理由もわからず「すねてしまう」「不機嫌が続く」「認められたい気持ちが止まらない」——そんな経験はないでしょうか。あるいは、身近にそのような方がいて、どう接したらよいか戸惑ったこと…
はじめに 「大切にされたい」という気持ちは、誰もが心の奥に持っているものだと思います。 でも、実際に優しくしてもらったとき、なぜかその気持ちを素直に受け取れない。そんな経験はないでしょうか。 親切にしてくれる人から、なん…
はじめに 引きこもりや依存的な行動は、外から見ると偏りとして問題視されやすいですが、本人にとっては「これ以上悪くならないための守り」として機能している場合があります。本記事では、依存症を防衛として捉える視点と、その原因や回復への道筋…