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こころ、こんにちは。ブログ

    川崎沼田クリニック

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実家帰省
  • 2023
  • 摂食障害は何に対する否認なのか-心理学で考える(中) はコメントを受け付けていません

摂食障害は何に対する否認なのか-心理学で考える(中)

今回は摂食障害のアディクション性についての中盤です。下記私の論著からまとめています。 精神科治療学 第38巻増刊号:アディクションとその周辺/星和書店 (seiwa-pb.co.jp) ▼「摂食障害は何に対する否認なのか-心理…

憂鬱 少女
  • 2023
  • 摂食障害は何に対する否認なのか-心理学で考える (前) はコメントを受け付けていません

摂食障害は何に対する否認なのか-心理学で考える (前)

摂食障害はなぜアディクションに含むのか 一般的にアディクションといえば、アルコールや薬物などの物質に伴う障害、次いでギャンブル障害など行動を対象とした衝動統制障害、そして21世紀に入ってからいわゆる社会的なひきこもりやゲーム・スマホ…

憂鬱 少女

敵意帰属バイアス│加害者は元被害者 (後)

心理学用語における「敵意帰属バイアス」は、今回取り上げた煽り運転の例だけではなく、様々なところに応用されるものかと思います。最後の項は一連の項の肝である「帰属」観念、および「敵意」としての変換について示します。 ▼「敵意帰属バイアス…

コーヒーカップ 2つ

敵意帰属バイアス│加害者は元被害者 (中)

前回は、「煽り運転」における心理状態 (衝動励起) の流れを示しました。このあとは、煽り運転の流れにおける心理学用語の解説、「敵意帰属バイアス」の説明します。まずはバイアスの生じ方について述べ、次項にて煽り運転への結びつけとします。 …

いじめ

敵意帰属バイアス│加害者は元被害者 (前)

加害者治療の重要性 精神科治療の一つに、加害者治療というのが徐々に出てきています。最初はDVや児童虐待など身体的な攻撃衝動に始まり、次第に心理的な虐待、いじめ、そして万引きや住居侵入や痴漢などの性衝動に対して、様々な治療が行われてい…

スマホを触るドクター

自己肯定感が物事の習得に及ぼす影響

今回は自己肯定感の影響について、学習法に焦点をあてて述べてみます。 自己肯定感という前提 世間には「習うより慣れろ」という言葉があります。職人さんや料理人を初めとしたモノづくりの人、あるいは私ども援助職でもよく聞く…

いじめ 加害者 被害者
  • 2023
  • 川崎での精神医療は・2 はコメントを受け付けていません

川崎での精神医療は・2

メンタルクリニックは背景がより重要 精神科は症状や状態像を見つめること以外の要素を必要とするところとが多いです。その大きなものは、科学に準ずる以外の要素つまり個人事情を踏まえる必要があることでしょう。 不安神経症や恐怖症、PT…

いじめ 加害者 被害者
  • 2023
  • 川崎での精神医療は・1 はコメントを受け付けていません

川崎での精神医療は・1

私は家族・対人関係問題や社会事象に伴う精神医療が専門のため、今日は多様性の高い川崎でメンタルヘルスを扱うメリットを述べていきたいと思います。まずは産業メンタルヘルスを例にとります。 〇 様々な社会問題を有する川崎 私は仙台か…

コーヒーカップ 2つ
  • 2023
  • うつ病と神経症の兆候 ~何気ない変化を捉える~ はコメントを受け付けていません

うつ病と神経症の兆候 ~何気ない変化を捉える~

今回は前置きが必要なので長文になりますが、ポイントは後半の「うつ病における意外な兆し」です。 病状の成り立ちと流れの重要性 例えばうつ病という診断は、現在はクリアカットに様々な症状の有無のみで分別されますが、以前は病態像の把握…

海岸を歩く家族の影

不安定な時こそ、相手の事情をみつめる

相手の気持ちをのぞき込む 人間関係で悩んだ時に、自分がどのようにしたらいいかと考えがちです。確かにこのような視点が優先されることは初めのうちは仕方ないことです。しかしカウンセリングや事象帯にする解釈を加えていくことによって、相手の視…

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