CATEGORY人間関係・いじめ・ハラスメント
なぜ「努力・修行している人」は周囲を巻き込みたくなるのか
はじめに 努力や修行という言葉には尊い響きがあります。しかし精神臨床の現場では、成果が自分の中で確かめられない努力ほど、周囲を巻き込みやすいという現象が見られることがあります。宗教勧誘や過度な啓蒙活動の背後にも、この心理構造が潜んで…
【再考】なぜ助けてくれる人を攻撃してしまうのか : 援助関係で起こる逆転の心理
はじめに 人は本来、助けてくれる相手に対して感謝を抱くものだと考えられています。しかし実際の人間関係では、助けてくれる人に対して怒りを向けたり、批判したりする場面が少なくありません。医療や福祉、教育の現場では、支援を受けているはずの…
【再考】正義感が攻撃に変わるとき:SNS誹謗中傷とネットいじめの心理
はじめに インターネットやSNSでは、ある出来事をきっかけに強い批判が広がり、時に激しい誹謗中傷など攻撃へと発展することがあります。いわゆる「炎上」と呼ばれる現象です。その多くは「悪いことをしている人を批判しているだけ」という正義感…
ネットいじめはなぜ起きるのか?匿名性と正義感が生む攻撃の心理
はじめに インターネットやSNSの普及によって、「ネットいじめ」という言葉を耳にする機会が増えました。学校の中だけで起きていたいじめが、スマートフォンを通じて時間や場所を越えて広がる時代になっています。ネット上の攻撃は、時に現実のい…
学校でのいじめはなぜ起きるのか:子どもたちの心理と集団の構造
はじめに 学校でのいじめは、単に「意地悪な子どもがいる」という問題ではありません。多くの場合、集団心理や子どもたちの不安、承認欲求などが複雑に絡み合って起こります。本記事では、学校でのいじめがどのような心理的構造の中で生まれるのかを…
「ばかばかばか」と叩く女性を抱きしめてはいけない : 言葉を奪う抱擁の構造
はじめに 泣きながら「ばかばかばか」と胸を叩く女性を、男性が黙って抱きしめる。ドラマではその瞬間に「To Be Continue」となり、あたかも二人は分かり合えたかのような余韻が残ります。 しかし臨床的に見ると、言葉を交わさ…
怒りの真の矛先はどこ? : 依存とすり替えの心理
はじめに 「仕事が嫌だ」と言って動けない人がいます。本当に問題は「仕事」自体なのでしょうか。怒りの本当の向き先が別にあるとき、人はそれを無意識にすり替えます。依存と怒り、そして現実回避の関係を考えます。 怒りには本来の「予先」…
理不尽な我慢をした人ほど「平等」にこだわる
はじめに 人が強く「平等」を求める背景には、過去の理不尽な我慢が関係していることがあります。本稿では日常の出来事を手がかりに、理不尽と平等欲求の心理構造を精神分析の視点から考察します。さらに、全体の不平等を温存したまま部分的な平等を…
ムカつく感情の裏側にある心理構造
要約 :「未処理感情」 とにかく「ムカつく」というような理由のない怒りの背景には、家庭での経験や未処理の感情が潜んでいるとみなします。本稿では、その心理構造と臨床での向き合い方を解説します。 「ムカつく」裏側にある“その人自身…
「面倒見文化」と現代の人間関係-情と打算の混じり合った心理が裏に
◎記事要旨◎ 「面倒見がいい」と言われる人は、今でも多くの場で好感を持たれる存在です。しかしひとつ踏み込めばその裏には、「見た分だけ報われたい」「裏切られたくない」という、情と打算の混じり合った心理が潜んでいます。 はじめに …


