今日は「取引コスト」という用語を「プロスペクト理論」とともに解説します。キーワードは「本当に言いたい相手は別にいる」です。 取引コストを高くするトラウマと「プロスペクト理論」 取引コストとは、成就や達成をするまでの時の猶予期間…
今回は前回の心理的な基礎のプロスペクト理論を経て、「倍返しの理由」にあわせて、実は倍返しは倍返しではないという心の基準を持ちがちなことからの、社会との新たなこじれについて述べます。前回の内容は本記事最後にありますリンクよりご覧ください。 …
〇 プロスペクト理論とは?簡単に説明 身近な例でお話ししますと、以前に「倍返しだ!!」というセリフがキャッチフレーズのようになったドラマがありました。悪役や悪い組織の行動の理不尽を受け止めて、その後にひっくり返すというドラマでした。…
前回の肝は「お局さんはすみませんと言って欲しい」ということでした。どうもその背景から、私に謝罪してもらえることに対する強い興味があるのではないかというのがポイントです。 これをと受けて第四項 (最終回) は前回のお局を例に「返し方」…
これまで、ハラスメントやかつてのクレーマーと言われるものが、なぜエスカレートや堂々巡りになるのかについて述べました。このようなやり取りは「いつまでも」あるいは「何度でも」相手を変えて繰り返されるという特徴を踏まえ、加害者の立場の人の心理を…
表題にあわせ、まずは旧来のパワーハラスメントに焦点を当てて述べます。この項の後半は、加害者が無意識に求めているものを、被害者側の視点をあわせて考えていきます。 ▼「ハラスメントが求めるもの」をはじめからご覧になる方はこちら …
今回は、前回のギャンブル嗜癖から派生して、取返し願望を対人関係にスイッチした行動嗜癖である、各種のハラスメントについて心理分解していきます。 ▼前回の記事:ギャンブル嗜癖についてはこちら https://blog.kawas…
今回はギャンブルの行動嗜癖の変遷を取り上げます。まずは日本で典型的なパチンコ・パチスロについてです。 日本のギャンブル依存症の構図-パチンコ・パチスロ依存症 行動嗜癖の代表的な一つであるギャンブル依存症ですが、これはゲーム依存…
環境変化が生じる時期に表面化されるアディクションとして、虚言癖があります。もちろん癖ですから、本人範囲ではやりたくもないのにやってしまう衝動行為、つまりアディクション(依存症)です。 今回は二つの虚言癖の事例を取り上げます。理解して…
今回は衝動的な行動について示します。衝動は過去の影響や体験が伏線にあり、衝動の「対象」・「質」・「感度」に反映されます。 衝動的な「行動」は過去体験の反芻?具体例とともに解説 医療といえば内科や整形外科、眼科などもいわゆる身体…