ARCHIVE沼田真一
アルコール依存症チェック:飲み方の問題はどこから始まるのか
はじめに 「自分はアルコール依存症なのだろうか?」と不安になり、検索する方は少なくありません。アルコール依存症は「飲む量」だけでは判断できず、飲酒が生活や心理にどのような影響を与えているかが重要です。本記事では簡単なチェック項目を通…
「ばかばかばか」と叩く女性を抱きしめてはいけない : 言葉を奪う抱擁の構造
はじめに 泣きながら「ばかばかばか」と胸を叩く女性を、男性が黙って抱きしめる。ドラマではその瞬間に「To Be Continue」となり、あたかも二人は分かり合えたかのような余韻が残ります。 しかし臨床的に見ると、言葉を交わさ…
怒りの真の矛先はどこ? : 依存とすり替えの心理
はじめに 「仕事が嫌だ」と言って動けない人がいます。本当に問題は「仕事」自体なのでしょうか。怒りの本当の向き先が別にあるとき、人はそれを無意識にすり替えます。依存と怒り、そして現実回避の関係を考えます。 怒りには本来の「予先」…
理不尽な我慢をした人ほど「平等」にこだわる
はじめに 人が強く「平等」を求める背景には、過去の理不尽な我慢が関係していることがあります。本稿では日常の出来事を手がかりに、理不尽と平等欲求の心理構造を精神分析の視点から考察します。さらに、全体の不平等を温存したまま部分的な平等を…
ムカつく感情の裏側にある心理構造
要約 :「未処理感情」 とにかく「ムカつく」というような理由のない怒りの背景には、家庭での経験や未処理の感情が潜んでいるとみなします。本稿では、その心理構造と臨床での向き合い方を解説します。 「ムカつく」裏側にある“その人自身…
「面倒見文化」と現代の人間関係-情と打算の混じり合った心理が裏に
◎記事要旨◎ 「面倒見がいい」と言われる人は、今でも多くの場で好感を持たれる存在です。しかしひとつ踏み込めばその裏には、「見た分だけ報われたい」「裏切られたくない」という、情と打算の混じり合った心理が潜んでいます。 はじめに …
頼りたい人ほどなじってしまう心理構造 : 家族関係の未整理がもたらす逆転現象
◎記事要旨◎ 家族関係で安心して頼る経験が欠けると、頼りたい人ほど責めてしまうという逆転現象が起こります。これは信頼と恐れの葛藤から生じ、攻撃の裏に「見捨てられたくない」という深い願いが隠れています。 家族関係で安心して頼る…
人間関係はコーディネート
人間関係は洋服のコーディネートに似ている 人間関係の悩みは、洋服のコーディネートに例えることができます。センスが今ひとつだと、流行に乗れなかったり、場にそぐわなかったりすることがあります。毎回同じ服ばかり着ていれば、周囲との関係がぎ…
完璧主義の原因は“親の世間体”の内在化
完璧主義の原因を探る:「あなたのため」が苦しくなるとき 「あなたのために言っているのよ」。子どもはその言葉を信じようとします。けれど、実際には「世間体を保ちたい」「親として恥をかきたくない」という親自身の不安や欲求が込められているこ…
無償の援助が加害者を生むとき :「面倒見」と境界線の心理
今回は当院の対人関係問題の治療方針である「加害者にさせない」方向性というポイントから、加害者心理が意外なところから湧き出でてしまっているところを説明します。 共依存にも通じるところがあります。 無償の援助が抱える逆説 家…


