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こころ、こんにちは。ブログ

    川崎沼田クリニック

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人間関係はコーディネート

人間関係は洋服のコーディネートに似ている 人間関係の悩みは、洋服のコーディネートに例えることができます。センスが今ひとつだと、流行に乗れなかったり、場にそぐわなかったりすることがあります。毎回同じ服ばかり着ていれば、周囲との関係がぎ…

  • 2025
  • 完璧主義は“親の世間体”を内在化した結果 はコメントを受け付けていません

完璧主義は“親の世間体”を内在化した結果

「あなたのため」が苦しくなるとき 「あなたのために言っているのよ」。子どもはその言葉を信じようとします。けれど、実際には「世間体を保ちたい」「親として恥をかきたくない」という親自身の不安や欲求が込められていることが少なくありません。…

足 落ち葉
  • 2025
  • 無償の援助が加害者を生むとき :「面倒見」と境界線の心理 はコメントを受け付けていません

無償の援助が加害者を生むとき :「面倒見」と境界線の心理

今回は当院の対人関係問題の治療方針である「加害者にさせない」方向性というポイントから、加害者心理が意外なところから湧き出でてしまっているところを説明します。 共依存にも通じるところがあります。 無償の援助が抱える逆説 家…

考え込む表情の女性が、感情や人間関係について悩んでいる様子のイメージ。心療内科のカウンセリング記事用。

やつあたりと人間関係の派生トラブル

本当に解決すべき相手に向き合うために 人間関係のギクシャクにはさまざまな原因がありますが、その多くは実は「やつあたり」です。やつあたりとは、本来不満や怒りを抱いている相手に直接伝えられず、関係のない相手にぶつけてしまうことを指しま…

虐待・DV・パワハラの支援〜被害と加害の連鎖を断ち切るために

加害者にさせないために 臨床の現場では、虐待やDVだけでなく、職場や地域社会での人間関係においても「加害者にさせない」という目標を大切にしています。加害行動は、必ずしも意図的な悪意から生まれるわけではありません。むしろ、その多くは、…

「そこまでしょげる必要がありますか?」: 潔さを強いる文化と“謝らせたい心”の正体

今回は「へこむ」という意味で、あえて「しょげる」という表現を使います。 「しょげる」ことが美徳とされる場面 日常生活や職場、学校、そしてSNSの場面でも、「申し訳なさそうな態度」を求められることがあります。ちょっとしたミスや誤…

いじめ

投影性同一視と煽り運転:「お前は何やってんだ」の心理

クラクションに映る、自分の内なる不安…投影性同一視のメカニズム 最近、煽り運転が社会問題としてたびたび取り上げられています。中には、前の車が少しブレーキを踏んだだけで、クラクションを鳴らし、怒鳴りながら運転席に詰め寄る――そんなニュ…

コーヒーカップ 2つ

対人関係には能力に応じた「学年」がある(後) : 少しずつ学ぶ提案が拒否される理由

今回は”対人関係の(能力に応じた)学年”を意識することに対する内容をまとめた後編です。我々援助者側の戒めも入っています。前半の記事をまだご覧になっていない方は、ぜひそちらからおさらいしてみてください。 ▼前半の記事はこちら …

コーヒーカップ 2つ
  • 2025
  • 対人関係には能力に応じた「学年」がある (前) : 九九も割り算もすっ飛ばして、因数分解レベルを求める心理 はコメントを受け付けていません

対人関係には能力に応じた「学年」がある (前) : 九九も割り算もすっ飛ばして、因数分解レベルを求める心理

今回は対人関係援助の流れについて述べます。DVや虐待、パワハラといった強要、騒ぐといった形のぎくしゃくなどの対人関係ついて、”対人関係には能力に応じた「学年」がある”ということをテーマに迫っていきます。内容は援助職としての自らの戒めも含み…

  • 2025
  • 「どこ見てんだよ?」の正体─日本語に潜む“疑問詞=禁止”の心理構造 はコメントを受け付けていません

「どこ見てんだよ?」の正体─日本語に潜む“疑問詞=禁止”の心理構造

「疑問」のふりをした禁止 「どこ見てんだよ」「何してんの」「どうしてそんなことするの」。このような言葉を耳にすると、私たちは自然と身構えます。「どこ?」「何?」「どうして?」という疑問詞がついているにもかかわらず、これらの言葉に答え…

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