menu

こころ、こんにちは。ブログ

    川崎沼田クリニック

LATEST ENTRIES

「そこまでしょげる必要がありますか?」: 潔さを強いる文化と“謝らせたい心”の正体

今回は「へこむ」という意味で、あえて「しょげる」という表現を使います。 「しょげる」ことが美徳とされる場面 日常生活や職場、学校、そしてSNSの場面でも、「申し訳なさそうな態度」を求められることがあります。ちょっとしたミスや誤…

いじめ

投影性同一視と煽り運転:「お前は何やってんだ」の心理

クラクションに映る、自分の内なる不安…投影性同一視のメカニズム 最近、煽り運転が社会問題としてたびたび取り上げられています。中には、前の車が少しブレーキを踏んだだけで、クラクションを鳴らし、怒鳴りながら運転席に詰め寄る――そんなニュ…

コーヒーカップ 2つ

対人関係には能力に応じた「学年」がある(後) : 少しずつ学ぶ提案が拒否される理由

今回は”対人関係の(能力に応じた)学年”を意識することに対する内容をまとめた後編です。我々援助者側の戒めも入っています。前半の記事をまだご覧になっていない方は、ぜひそちらからおさらいしてみてください。 ▼前半の記事はこちら …

コーヒーカップ 2つ
  • 2025
  • 対人関係には能力に応じた「学年」がある (前) : 九九も割り算もすっ飛ばして、因数分解レベルを求める心理 はコメントを受け付けていません

対人関係には能力に応じた「学年」がある (前) : 九九も割り算もすっ飛ばして、因数分解レベルを求める心理

今回は対人関係援助の流れについて述べます。DVや虐待、パワハラといった強要、騒ぐといった形のぎくしゃくなどの対人関係ついて、”対人関係には能力に応じた「学年」がある”ということをテーマに迫っていきます。内容は援助職としての自らの戒めも含み…

  • 2025
  • 「どこ見てんだよ?」の正体─日本語に潜む“疑問詞=禁止”の心理構造 はコメントを受け付けていません

「どこ見てんだよ?」の正体─日本語に潜む“疑問詞=禁止”の心理構造

「疑問」のふりをした禁止 「どこ見てんだよ」「何してんの」「どうしてそんなことするの」。このような言葉を耳にすると、私たちは自然と身構えます。「どこ?」「何?」「どうして?」という疑問詞がついているにもかかわらず、これらの言葉に答え…

いじめ

言い合いがループするとき、言いたい相手は“そこにいない人”なのかもしれません

言い合いが“ループ”する感覚 会話の中で、なぜか話が前に進まず、同じやりとりが繰り返されることはないでしょうか?たとえば、サービス窓口でのクレームや、病院や役所での怒鳴り声。相手が説明しても、なぜかまた最初に戻ってしまう。終わる気配…

  • 2025
  • 摂食障害と「比較」の心理 : 痩せることに囚われる本当の理由と原因 はコメントを受け付けていません

摂食障害と「比較」の心理 : 痩せることに囚われる本当の理由と原因

摂食障害 心理

自分自身
  • 2025
  • AIカウンセリングと対面カウンセリングの違い :「会うこと」の意味を考える はコメントを受け付けていません

AIカウンセリングと対面カウンセリングの違い :「会うこと」の意味を考える

「聞いてくれるAI」と「先を見据える医療者」のカウンセリング 最近では、AIと会話しながら自分の悩みを整理する方が増えています。いわゆる「AIカウンセリング」を受ける人が多く見られます。確かに、AIは休まず話を聞いてくれるし、あいづ…

カスタマーハラスメントの対応【接遇教育】

精神科の現場では、いわゆるカスタマーハラスメント(クレーマー)に対しては、患者さんを「加害者にさせない」という観点から、対応の在り方を共有しています。わかりやすく「カスタマーハラスメントから組織を守るにはどうしたらよいか」という方向性を優…

「気難しさ」や「めんどくささ」の奥にあるもの

はじめに 「めんどくさい人」「気難しい人」と言われる様子が。時に自分自身がそう感じられることもあるかもしれません。でも、私たちはその表面的な態度や反応だけを見て判断してしまいがちです。このブログでは、私たちがなぜ気難しくなってしまう…

さらに記事を表示する

おすすめ記事

登録されている記事はございません。

川崎沼田クリニック
沼田真一

沼田真一
川崎沼田クリニック 院長
神奈川県川崎市川崎区砂子2-11-20 加瀬ビル133 4F