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    川崎沼田クリニック

不機嫌というハラスメントに振り回されるあなたへ:心の距離を変えるカウンセリングの力

  • 2025
  • 不機嫌というハラスメントに振り回されるあなたへ:心の距離を変えるカウンセリングの力 はコメントを受け付けていません
 
 
考え込む表情の女性が、感情や人間関係について悩んでいる様子のイメージ。心療内科のカウンセリング記事用。
 

誰かの不機嫌に振り回されていませんか?時に不機嫌はハラスメントとなります。その不機嫌な感情の背景と向き合うカウンセリングの可能性について、心療内科の視点からやさしく解説します。

【はじめに】不機嫌というハラスメント

日常の中で、理由もなく不機嫌な態度に悩まされた経験はありませんか?

それが職場の上司であれ、家庭の中であれ、そのハラスメント的な影響は無視できません。

不機嫌は、時に相手をコントロールする“武器”として使われることがあります。

本記事では、この“感情の武器化”に焦点をあて、カウンセリングを通じて不機嫌というハラスメントとどう向き合えるのかを考えてみましょう。

不機嫌というハラスメントがもたらす心理的影響

不機嫌な態度は、直接的な暴言や暴力などのハラスメントと違い、周囲にじわじわと影響を与えるタイプのハラスメントです。

相手の顔色をうかがう、気を遣い続ける、心が休まらない――こうした反応は、いわば“心理的拘束”に近い状態を生み出します。

不機嫌でいる側には自覚がないことも多く、それが周囲に対する見えない圧力となって現れます。

不機嫌というハラスメントに対しカウンセリングが果たす役割

カウンセリングでは、まず“不機嫌”という感情がどこから来るのかを丁寧に探っていきます。

怒りや悲しみ、無力感といった背景にある感情を言語化することで、自身のパターンを理解できるようになります。

また、不機嫌にならざるを得ない心理的なクセ(防衛機制)を見つめ直すことで、対人関係の改善にもつながります。

覚えておいて欲しい格言

感情を武器にしない関係性へ

自分の不機嫌を他者へのメッセージ(ハラスメント)にせず、適切に伝える方法を学ぶことで、関係性の質は大きく変わります。

「本当はこう感じていた」「つらかったけど、どう言っていいかわからなかった」――こうした気づきが、対話のきっかけになります。

カウンセリングは、その“感情の橋渡し”をサポートします。

【まとめ】不機嫌というハラスメントとカウンセリング

不機嫌という武器は、本人も気づかぬまま身につけている“感情の防具”かもしれません。

もしご自身やご家族のことでハラスメント的と感じていたり、ふと思い当たることがあれば、一度カウンセリングを利用してみてはいかがでしょうか。

当院では、そうした「言葉にならない感情」にも寄り添う支援を行っています。

最後に

川崎市のメンタルクリニック・心療内科・精神科『川崎沼田クリニック』では、不機嫌という感情のコントロール以外にも、さまざまな精神的お悩みをお持ちの方の診察を行っております。下記HPよりお気軽にお問い合わせください。
https://kawasaki-numata.jp

 

院長プロフィール

川崎沼田クリニック 院長
日本精神神経学会 専門医

沼田真一

平成12年、秋田大学医学部卒。
同年東北大学医学部精神科に入局後、東北会病院(仙台)嗜癖疾患専門病棟にて併行研修。
平成14年、慶應義塾大学精神科医局に移り、同時に家族機能研究所・さいとうクリニック(東京・港区)で研鑽する。
平成16年、財団法人井之頭病院(東京・三鷹)で、アルコール依存症専門病棟担当医。
平成17年よりはさいとうクリニックで、アルコール依存・摂食障害・DV(虐待)・ひきこもりなど家族問題と精神疾患に従事する傍ら、産業医としての診療や各種のハラスメントなど組織内の人間関係問題に対する相談業務を担う。

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