21Oct
人は間違える生き物です。
なので、「間違えないこと」ではなく、「間違えた後に素直に非を認め、謝れるかどうか」が社会を生きていく中で重要になってきます。
ただ中には、謝るのが普通な状況なのにも関わらず意地でも謝らない人もたくさんいます。
- 「この人は何故謝りたくないのだろう?」
- 「何だか自己中心的だな…」
- 「絶対この人の責任なのに」
- 「素直に謝ればいいのに」
など
職場や仕事だけに限らず恋愛や友人関係などのプライベートでもそういった経験をお持ちで、
彼らの性質を理解できない読者が多くいらっしゃるのではないでしょうか?
客観的に見ると、ここで自分が悪いと素直に認め、謝れることができれば楽なのにも関わらず、、意地でも謝らないような人は男性でも女性でも存在します。
今回の記事では、謝らない性格の人の気持ち・心持ち・心理をわかりやすく紹介していきます。
また、この記事を読むことで彼らへ理解を深めていただき、対処の方法まで習得していただければ著者は幸いです。
日本人の考えるいわゆるプライド
日本には人間関係に関わる言葉として、見栄・意地・面子など「恥の文化」に由来する様々な表現があります。英語にもある程度ありますが、他にも体裁・格好などいわゆる意固地をあらわすような言葉が、日本語にはこのようにたくさん存在していることに驚かされます。
そういえば「武士は食わねど高楊枝」という言葉もありました。武士の見栄っ張り(高いプライド)と武士道が合わさったような言葉なのでしょうが、裏を返せば「謝罪」に関して諸外国よりも特別な意味を持ち、謝ることに対して嫌がる風潮が昔からあったように思えます。
というのも、これらは目の前の人や周囲に対して、当事者が謝るか謝らないかという選択のときの感情として使われる言葉です。いずれもこの瞬間のことなのに、私が上げただけでもこれだけの言葉があるわけです。日本人は、おそらくよほどに非を認める、つまり「謝る」という行動に対して敏感であったのではないかと思います。
なお、仕事でミスをしても謝ることを嫌がり、すぐに何か言い訳を見つけるような人もこれに当てはまります。
謝らない・謝りたくない人
いまでも周りには、その人に責任があっても絶対に非は認めない「絶対に自分は謝らない」という性格の「意志が強い」人がいます。しかしこの人のこころは謝らないその態度とは裏腹に、実は非常に怖さを持っているのが理由と思われます。つまり「謝ったら相手の支配下に置かれる」、「謝ったらずっとその人の言うことをきかなければならない」。そして最も大きな怖さは「謝ったら、以後相手にされない」という怖さでしょう。
もちろん、これらの怖さは「勘違い」以外の何ものでもありません。しかし人は環境の中で会得していくもの、そして大きなトラウマとなった感情や思考にはその後もアレルギー反応が伴ってきます。「謝ったら許される」という体験を積み重ねている人は、「謝罪」という行動に対する抵抗はありません。しかし子供の頃から謝罪した後に愛情を感じる体験が少ない人は、謝罪の効用を想像することは出来にくいでしょう。どうしても、それこそ「見栄」や「意地」を切ってしまい、謝れないのです。本人はそんなつもりもないのに…です。 これらが世の中に謝らない人がいる理由と言えるでしょう。
【実は怖がっている】謝らない性格の人に対する対処法
「なぜこの人はそんなに意地を張り続けるのだろう」、「何故謝りたくないのだろう」、「自分が悪いことを認めない」「本当に悪いと思っているのだろうか?」と思うことがあったならば、すぐに否定的な目で見てしまうのではなく、ふとその人の人間関係を想像してみましょう。そうしていくうちに段々と見えてくると思います。非を認めることができなかったりプライドが高いことも実は辛いのです。なので、謝らない人がいたときは無理矢理謝らせることをしたり、その人が悪い人と思ってしまうのではなく、以下のように考えることがお勧めです。
「あぁ、この人は怖がっているのだ」…と。
ぜひこのような気持ちを持ち、これから対処していきましょう。
この手法は、「権力強迫の人」や「偉ぶりたい人」にも応用出来ます。
「こだわり」は、ときとして「怖さ」の裏返しなのです。
そもそもの人間関係についてもお悩みの方へ
この記事では、主に心理学の視点から謝らない人の心理についてわかりやすくお話ししてきました。
謝らない人以外にも多くの人間関係で悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
下記の記事では著者が考えるに人間関係の考え方について紹介・解説しています。ぜひ一度ご覧ください。
『人間関係は運転である』
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