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こころ、こんにちは。ブログ

    川崎沼田クリニック

CATEGORYうつ病

スマホを触るドクター
  • 2024
  • 精神科の薬の減薬の方法 はコメントを受け付けていません

精神科の薬の減薬の方法

○精神科薬物療法の前提 -減薬の方法を学ぶ前におさらい 前回は神経症(適応障害)やうつ病の薬の入れ方について解説しました。ポイントは向精神薬(抗うつ薬・精神安定剤・抗精神病薬)の効き方は、頭痛薬や風邪薬、消化器の薬など日頃皆さんが市…

理解できない

職場適応障害とかつての「新型うつ病」(後)

人事異動の季節になってきていることもあり、かつての新型うつ病を取り上げています。後半記事では新型うつ病の衝動の現代への変遷についてみていきます。 ▼「職場適応障害とかつての「新型うつ病」」の前編はこちら https://bl…

海岸を歩く家族の影

職場適応障害とかつての「新型うつ病」(前)

適応障害・うつ病・新型うつ病 労務における精神疾患の三大要因は、過労、職務適正、そして人間関係となっています。また適応障害という診断は、その状態を回避できれば、状態が改善して来るだろうという子が見込まれる時使われます。 一方う…

コーヒーカップ 2つ
  • 2023
  • うつ病と神経症の兆候 ~何気ない変化を捉える~ はコメントを受け付けていません

うつ病と神経症の兆候 ~何気ない変化を捉える~

今回は前置きが必要なので長文になりますが、ポイントは後半の「うつ病における意外な兆し」です。 病状の成り立ちと流れの重要性 例えばうつ病という診断は、現在はクリアカットに様々な症状の有無のみで分別されますが、以前は病態像の把握…

理解できない

メンタルクリニック・精神科・心療内科に行くべき人は?違いを川崎市の心療内科医が解説

会社での仕事やプライベートによって、心が悪い状態になってしまった人のために、精神科や心療内科、メンタルクリニックなどがありますが、「もし自分がうつなどのこころの不調を感じるは何処の行くべきか?」「何処の科の医師がきちんと相談に乗ってくれる…

座っている男性の後ろ姿

復職に際して

学校では夏休みや冬休みの後が最も自殺が多くなります。休み前の辛い出来事が繰り返されることを心配してしまうのでしょう。一方社会人の場合は、学童・生徒とは考え方を変えなければなりません。 今回は職場を休んでいた方が復職する際の不安の流れ…

こころはあくまでオーダーメイド

本日は「HSP」「アダルトチルドレン」「毒親」「PTSD」「発達障害」など、メンタルヘルスや心理に関わる用語の流行語化についての見解です。 精神医療流行語に対する憂い 精神科医療では、時代により流行る言葉が出てきます。本来専門…

【こころのおくすり】こころの不調に対するお薬の立ち位置

今回は臨床現場における、こころのおくすりの説明です。世の中にはたくさんの本があり、さまざまな情報がありますが、今回は3つに分けて述べます。 こころのおくすり①「浮き袋」としての薬 精神科・心療内科領域では、症状とともに「衝動」…

メンタルクリニックの薬と服薬の立ち位置

本日は心療内科・メンタルクリニックでのお薬の位置づけについて、日頃の診療・治療で患者さんに説明していることを紹介していきます。 まずは「海に浮いている状態」をイメージする 心療内科・メンタルクリニックの診療の際によく「どのよう…

適応障害 うつ病 違い

適応障害とうつ病の違い

適応障害とは? 適応障害(神経症・ノイローゼ・神経症性うつ病・うつ状態など)は、症状が現在の環境に対してのストレスがまさに影響していると考えられるものを指します。裏を返せばこの状況が改善することのみで全体的に回復すると考えられるもの…