menu

こころ、こんにちは。ブログ

    川崎沼田クリニック

CATEGORY人間関係

暴力 ストップ

行動経済学の応用(2) : その気になれば依存症治療は明るい

前回に引き続きで、今度は依存症治療のこれからについてです。 「その気にさせる」戦略へ : 行動経済学の視点 我々は「行き詰まり」から「変化に向けて動く」は全く未経験な流れではありません。なぜなら日々私たちがいかにモノを買っても…

憂鬱 少女

こころの回復に必要なモノ・妨げになるモノ(後編)

前編で述べたように、そもそも人の動きや考え方に関しては、目に見えたり感じたりする実体だけではなく、「どのような流れでこのようになっているのか」という見方が欠かせません。しかしここで妨げになるのは世間の感覚、つまり常識や良識、当たり前と言う…

相性

阪神タイガースという受け皿

今回はアルコール病棟時代に「阪神タイガース」がいかに患者さんの受け皿になっていたかを、私の研修医時代を振り返りながら述べます。 阪神-巨人戦への想い 「何故かわからないけど、アルコールの人って、阪神の帽子を被っている人が多いん…

怖がっている人

神経症について

今回は適応障害の原点である「神経症」という概念について要点を述べてみます。 神経性は個体ではなく、周囲や他者との「関係性」が焦点となる疾患です。 前提 : 「学んだことは、使いたくなる」という怖さ 昔から一般的にも使われ…

芝生の上 本

こころの治療に「ウケ」は要らない

ことばの独り歩き こころの分野はどうしても広くなることもあり、いまも昔も様々な一般本の題材となります。よって流行語というのも出てきます。特に人間関係に関するワードは多くみられます。時々ワードのインパクト重視になり、その意味の嚙み砕き…

人間関係は運転である

仕事においても、恋愛においても、家族においても人間関係というのは頻繁に感情を揺さぶります。人間関係において何一つ悩みがないという方はいないのではないでしょうか?特にいわゆる「苦手な人」に対してはどのように接して良いのかがわからなくなります…

暴力 ストップ

DVによる後遺症について心療内科医が解説していきます

まず初めに夫やパートナーなどの相手からDVを受けている場合、知人やお近くの心療内科医などに相談されることをお勧めします。 ドメスティック・バイオレンス(DV)とは(男女共同参画局) 本題に入ります。配偶者暴力(DV)とは、配偶…

謝罪

「決めつけられる」という不本意

コロナ渦のディスコミュニケーション コロナが世に出てきた当初、「コロナが怖い」で思い浮かぶ対象は「感染」でした。 確かに今春の緊急事態宣言前はそのようでした。しかし実際に緊急事態宣言に入り、人々の往来が少なくなると、「コロナが…

こころはあくまでオーダーメイド

本日は「HSP」「アダルトチルドレン」「毒親」「PTSD」「発達障害」など、メンタルヘルスや心理に関わる用語の流行語化についての見解です。 精神医療流行語に対する憂い 精神科医療では、時代により流行る言葉が出てきます。本来専門…