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こころ、こんにちは。ブログ

    川崎沼田クリニック

CATEGORYハラスメント

プロスペクト理論を身近な例で考える-「倍返し」の魅力(後)

今回は前回の心理的な基礎の理論を経て、「倍返しの理由」にあわせて、実は倍返しは倍返しではないという心の基準を持ちがちなことからの、社会との新たなこじれについて述べます。前回の内容は本記事最後にありますリンクよりご覧ください。 〇 プ…

いじめ

プロスペクト理論を身近な例で考える-「倍返し」の魅力 (前)

〇 プロスペクト理論とは?簡単に説明 身近な例でお話ししますと、以前に「倍返しだ!!」というセリフがキャッチフレーズのようになったドラマがありました。悪役や悪い組織の行動の理不尽を受け止めて、その後にひっくり返すというドラマでした。…

  • 2024
  • ハラスメントが求めるもの (4)-「お局」を例に はコメントを受け付けていません

ハラスメントが求めるもの (4)-「お局」を例に

前回の肝は「お局さんはすみませんと言って欲しい」ということでした。どうもその背景から、私に謝罪してもらえることに対する強い興味があるのではないかというのがポイントです。 これをと受けて第四項 (最終回) は前回のお局を例に「返し方」…

暴力 ストップ
  • 2024
  • ハラスメントが求めるもの (3)-「お局」を例に はコメントを受け付けていません

ハラスメントが求めるもの (3)-「お局」を例に

これまで、ハラスメントやかつてのクレーマーと言われるものが、なぜエスカレートや堂々巡りになるのかについて述べました。このようなやり取りは「いつまでも」あるいは「何度でも」相手を変えて繰り返されるという特徴を踏まえ、加害者の立場の人の心理を…

コーヒーカップ 2つ
  • 2024
  • ハラスメントが求めるもの (2)-パワーハラスメント はコメントを受け付けていません

ハラスメントが求めるもの (2)-パワーハラスメント

表題にあわせ、まずは旧来のパワーハラスメントに焦点を当てて述べます。この項の後半は、加害者が無意識に求めているものを、被害者側の視点をあわせて考えていきます。 〇「本当に折り合いをつけたい相手ではない」からパワハラは続く まず…

治療法
  • 2024
  • ハラスメントが求めるもの (1)-カスタマーハラスメント はコメントを受け付けていません

ハラスメントが求めるもの (1)-カスタマーハラスメント

今回は、前回のギャンブル嗜癖から派生して、取返し願望を対人関係にスイッチした行動嗜癖である、各種のハラスメントについて心理分解していきます。 〇 (序) カスタマーハラスメントとは?対応策が審議中 「カスタマーハラスメント(カ…

芝生の上 本

虚言癖は病気なのか?特徴を考える

環境変化が生じる時期に表面化されるアディクションとして、虚言癖があります。もちろん癖ですから、本人範囲ではやりたくもないのにやってしまう衝動行為、つまりアディクション(依存症)です。 今回は二つの虚言癖の事例を取り上げます。理解して…

衝動的な行動は「あやつり人形」-例も紹介

今回は衝動について示します。衝動は過去の影響や体験が伏線にあり、衝動の「対象」・「質」・「感度」に反映されます。 衝動的な「行動」は過去体験の反芻?具体例とともに解説 医療といえば内科や整形外科、眼科などもいわゆる身体科は、保…

理解できない

職場適応障害とかつての「新型うつ病」(後)

人事異動の季節になってきていることもあり、かつての新型うつ病を取り上げています。後半は新型うつ病の衝動の現代への変遷についてみていきます。 新型うつ病の特徴を考える-"エンターテインメント"な一面 この衝動は時代とともに変遷し…

海岸を歩く家族の影

職場適応障害とかつての「新型うつ病」(前)

適応障害・うつ病・新型うつ病 労務における精神疾患の三大要因は、過労、職務適正、そして人間関係となっています。また適応障害という診断は、その状態を回避できれば、状態が改善して来るだろうという子が見込まれる時使われます。 一方う…

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