CATEGORY人間関係・いじめ・ハラスメント

「失礼」と連呼する癖
今回は「我慢して生きていた」「納得しないものを飲み込んだ」経験の影響についてのべます。 いずれも巷では、あたりまえと言われていることの中にも、実は過去の個人事情がこびりついていることがあるという事例です。 「正しさ」へのこだわ…

「見捨てられ不安」と「毒親」
見捨てられ不安とは 「いつも自分のそばにいてくれないと、不安になる」、「友だちに対しても、なぜか嫉妬してしまう」このように、信頼している人との間に距離を感じるようになると、見捨てられたようで不安でたまらない気持ちになることを「見捨て…

謝らない人 – 見栄と意地の由縁
そもそも見栄・意地には「前提」が必要 謝罪をたじろぐ、不都合になると顎が上がってしまう人などの矛先には、実は対人関係上の「怖さ」がよぎっています。「怖さ」ですから、攻撃的に見えるような態度でも実は防御です。しかも過剰な反応です。これ…

ひきこもりの変遷 (後)
ひきこもりの変遷(前)に引き続き、後半は深掘りします。 ▼ひきこもりの変換(前)のおさらいはこちら https://blog.kawasaki-numata.jp/hikikomori1/ ひきこもる時の大きな願い …

人間関係は運転である
仕事においても、恋愛においても、家族においても人間関係というのは頻繁に感情を揺さぶります。人間関係において何一つ悩みがないという方はいないのではないでしょうか?特にいわゆる「苦手な人」に対してはどのように接して良いのかがわからなくなります…

むし返し衝動 : 会話におけるアディクション
今回は「DVと共依存」について、事例を深層心理を交えて述べます。 「それで済むと思ってんの?」と、延々と責め続ける妻の心理 夫婦のやりとりでよく起こりがちで、かつ注目すべきひとつに「むし返し」があります。文字通り「過去のほじく…

「決めつけられる」という不本意
コロナ渦のディスコミュニケーション コロナが世に出てきた当初、「コロナが怖い」で思い浮かぶ対象は「感染」でした。 確かに今春の緊急事態宣言前はそのようでした。しかし実際に緊急事態宣言に入り、人々の往来が少なくなると、「コロナが…

人間関係はアレルギー : 「また同じことになる」という怖さ。
今回はその道に携わっている方々から見れば多少反感を招くかもしれませんが、嗜癖医療の目的は何かについて考えていきたいと思います。 嗜癖医療(衝動の病)は「回復」を目指してきた。 今日まで、衝動の病(嗜癖医療)の治療のモットーは「…

人間関係のしがらみに疲れた際の考え方を川崎市の心療内科医が解説します
当院には、会社で勤められている方、学生の方などさまざまな患者様が来院されています。 そんな患者様のお話を長年聞いておりますと人間関係というのはにしがらみなのだと時々感じることがあります。本記事では、私の人間関係に対する考え方に加え、…

むし返す癖 : 会話におけるアディクション
「これで済むと思ってんの?」と、延々と責め続ける 夫婦のやりとりでよく起こりがちで、かつ注目すべきひとつに「蒸し返し」があります。文字通り「過去のほじくり返し」です。ほじくり返し方はいろいろあります。「これで終わると思ったら大間違い…