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こころ、こんにちは。ブログ

    川崎沼田クリニック

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暴力 ストップ

患者さんをお諫めするとき

対人関係にコミットするクリニックとして、回復を願って患者さんをお諫めするときがあります。 対人関係問題を扱うクリニックとして 当院は症状や衝動の収まりの一環として、対人スキルの拡大の寄与に取り組んでいます。その中にはすぐに実践…

治療法

ネット・ゲームへの嗜癖-身近になる嗜癖医療

今回はゲーム嗜癖第二弾です。こちらを先に書いた方が無難だったかもしれませんね。 インターネット嗜癖からゲーム嗜癖へ 2000年代後半から少しずつ言われ始めた「インターネット嗜癖」をある意味跳び越す形で、今度「ゲームへの嗜癖」が…

理解できない

ゲーム嗜癖の特徴~他の嗜癖対象との違い

ゲームへの嗜癖 前述の通り、ゲームへの嗜癖が正式病名になる機運です。しかしゲームは独自の嗜癖的特徴があるかと思います。 現代のゲームの場合、依存に至るまでの背景にはネットが欠かせないと思います。そしてこのネットがあるからこそ、…

人間関係はアレルギー : 「また同じことになる」という怖さ。

今回はその道に携わっている方々から見れば多少反感を招くかもしれませんが、嗜癖医療の目的は何かについて考えていきたいと思います。 嗜癖医療(衝動の病)は「回復」を目指してきた。 今日まで、衝動の病(嗜癖医療)の治療のモットーは「…

芝生の上 本

人間関係のしがらみに疲れた際の考え方を川崎市の心療内科医が解説します

当院には、会社で勤められている方、学生の方などさまざまな患者様が来院されています。 そんな患者様のお話を長年聞いておりますと人間関係というのはにしがらみなのだと時々感じることがあります。本記事では、私の人間関係に対する考え方に加え、…

むし返す癖 : 会話におけるアディクション

「これで済むと思ってんの?」と、延々と責め続ける 夫婦のやりとりでよく起こりがちで、かつ注目すべきひとつに「蒸し返し」があります。文字通り「過去のほじくり返し」です。ほじくり返し方はいろいろあります。「これで終わると思ったら大間違い…

セリンクロとアルコール依存症の治療

こんにちは。川崎市内で心療内科の医師をしております沼田と申します。 今回は、アルコール依存症における飲酒量低減を効能又は効果とする国内で初めての薬剤「セリンクロ」について詳しく解説していきます。 ナルメフェン(セリンクロ)の注…

【こころのおくすり】こころの不調に対するお薬の立ち位置

今回は臨床現場における、こころのおくすりの説明です。世の中にはたくさんの本があり、さまざまな情報がありますが、今回は3つに分けて述べます。 こころのおくすり①「浮き袋」としての薬 精神科・心療内科領域では、症状とともに「衝動」…

アディクションの曲がり角 : 社会恐怖(SAD)と摂食障害(ED)

本日は衝動行為という概念の変遷を見てみましょう。 噴火の根元にはマグマがある 精神科や心療内科は「症状」と同様に「衝動」も扱います。症状が火山の噴火だとすると、衝動はマグマの部分にあたります。噴火つまり症状の出方はその時の事情…

日本人とその煽られ方 ~ヒューリスティクスについて

「カリキュラム」に価値観を置きやすい日本人 こと日本人は、「ひとつひとつ」「一歩一歩」という考え方に親和性があります。他にも、「伝統」「元祖」「本舗」「老舗」など、「脈々と受け継がれている」ものに評価を置きがちです。こと悩み事に対す…

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沼田真一

沼田真一
川崎沼田クリニック 院長
神奈川県川崎市川崎区砂子2-11-20 加瀬ビル133 4F